淡色に染まりし憂愁

軽薄なる淡色の涙に魅せられて

メンヘラ・忘年会潜入レポート

 遅ばせながら、作業所で12月27日の金曜日に行われた忘年会の事についてを執筆させていただこうと思う。私自身、忘年会という行事に対し、当初は、アルコールを飲みつつ、他者と延々とコミュニケーションを交わすだけの会であるとのイメージを抱いていた。私のそうしたイメージは、Twitter上で散見をされる忘年会にまつわる負のツイートによって形成をされた部分が、かなり大きいかもしれない。

 

 そのようなイメージを抱きながら、作業所の忘年会に参加をした。当初、私は「忘年会、他者とのコミュニケーションを排除した、ただ単にアルコールを飲むだけの会であればもっと最高なのにな。」Twitterでこのようにツイートをしていた事からも分かる通り、忘年会という行事に対し、かなりの負のイメージを抱いていたのだ。そうして、誰かがかつて、「忘年会は、お酒好きにはたまらなくよい行事であるけれども、お酒が好きでも何でもない人間にとっては、上司の話に長時間も付き合わなければならないだけの、ただただ苦痛でしかない行事だ」という風に述べていた。やはり忘年会という行事は、負の印象が先行をしているまさに苦行のような行事であるのだという事が、この言葉からも見て取れる。

 

 さて、本題に移ろう。いつも通りの時間に送迎の車に乗り込み、そのまま作業所に。到着後は下車をして、作業所の扉を開いた。前述をした気持ちはどこへやら、私の気持ちはその時、とにかく極限まで高まっていたように思われる。何だかんだ言っても本心では楽しみにしていたのかもしれない、作業所での忘年会を。何せ私自身、こうした行事を人生で一度も経験をした事がなかったので、そうした事情も影響を及ぼしていたのではないのだろうか。

 

 部屋に入り、椅子に腰掛ける。机上にはたくさんのお菓子が入った容器が置かれていて、その瞬間、私が連想をしたものは、忘年会ではなく小学生たちが催すようなお誕生日会の類であった。そうして、前方に設置をされたテレビからは、子供向け映画の映像が流れていて、それはもう、どこをどう見ても小学生のお誕生日会そのものとしか言いようがなかった。それでも、私の気分が尚も弾んでいたのは、アルコール、ただし、ノンアルコールをただで飲めるから、ただそれだけの理由からだ。先程引用をさせていただいた例の言葉の意味が、その瞬間、すっと腑に落ちたように感ぜられた。

 

 利用者さんと二言三言会話を交えつつ、その時を待つ。合間の一服も忘れない。そこから1時間ほどが経過をして、利用者さんがある程度集まったところで忘年会は始まった。サービス管理者さんの2019年の総括の言葉から忘年会は始まり、その後、ヘルパーさんによってビンゴカードが配布をされた。景品があると聞いてはいたものの、それにそこまで期待を寄せていなかった私は、適当にそのカードを選択したのであった。聞くところによると、それはお遊戯会のビンゴ大会で提供をされるような代物ではなく、きちんとした豪華景品であるとのことだったので、その瞬間、ビンゴカードを適当に選択をした事を非常に後悔した。……けれども、そうであっても当たる時は当たるらしい。当初はなかなか当たりとならず、それにもどかしさを感じていたものの、後半から突如として軌道に乗り、その結果、私は見事二等賞となった。

 

 その時の景品がこちらである。

 

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 フォンデュの機会だ。本当は、同じく二等賞の景品であるポットが欲しかったのだが(強欲)、それは私よりも先に二等賞となられた利用者さんが獲得をされたので、結果としてフォンデュの機械を受け取ったという次第だ。ちなみに、こちらの機会、チーズフォンデュはもちろんのこと、チョコレートフォンデュも可能であるというマルチっぷりであり、時期はまだ未定だが、これを用いてのフォンデュパーティーをいずれは開きたいと考えている。その時の事もまた記事とする予定だ。

 

 以降もビンゴ大会は続き、箱に入った番号札を何度か引かせていただいたりもした。二等賞以降の景品もなかなかに豪華であり、なかなかの力の入りようだった。利用者さんのほとんどが景品を受け取られたところで、ビンゴ大会はお開きに。ビンゴ大会が終わってからは、テレビをJOYSOUNDと連携させてのカラオケ大会が行われた。利用者さんたちがこぞって歌唱をされてゆく中、私もそこに混じって歌唱をする。フラワーカンパニーズさんの「深夜高速」、globeさんの「FREEDOM」など、とにかくたくさんの曲を歌い切った。特に「深夜高速」に関しては、ヘルパーさんいわく「聴いていて感動をした」曲であるらしい。

 

 ”生きててよかった そんな夜を探してる”精神が安定をせず、文字通りまさに人生のどん底をさまよっていた時に私自身、そのような瞬間を探していた経験が何度かあるので、この歌詞が言わんとしている事は、本当によく分かるのだ。だから、この歌詞がヘルパーさんの胸を打ったという理由もよく分かる。

 

 それから、昼食の時間を迎え、ノンアルコールの入った瓶の王冠が、ヘルパーさんの手によって空けられた。待ちに待った瞬間である。ドキドキとしつつそれが入った紙コップに口をつけたのだが、その感想としては、風味が炭酸ジュースそのものであり、故に、この程度のアルコールで酔えるという事があまり理解をできないとの印象を受けた。アルコールの度数が1%未満であれば、ノンアルコールとの表記をしてもよいらしいので、事実、アルコールが含まれている事にはきちんと含まれているのだ。

 

 完飲をしたものの、少し物足りなさを覚えて、普段からお酒を飲まないという利用者さんから、その方の分もいただいて飲んだ。ちなみに、私は自他ともに認める酒豪なので、この程度のアルコールでは結果として酔う事がかなわなかったわけであるのだが。

 

 ご飯を食べ終えてからは、再びカラオケ大会に。各自が思い思いの歌を歌い、カラオケ大会はかなりの盛り上がりを見せる。私が普段、どのような曲を聴いているのかという事についてを知っているヘルパーさんが、私にまさかの「攻撃線だ」をリクエストして、私は実際にそれに応じようとした。つまるところ「攻撃線だ」の歌唱を試みたのだ。しかし、JOYSOUNDにその項目がなかったため、代わりに「檄!帝国華撃団」という『新サクラ大戦』の曲を歌唱した。ひたすらに攻撃と連呼をするようなプロパガンダソングを歌唱するよりも、このようなアニメソングを歌う方が、何倍も平和であるように思う。

 

 その後は、お菓子をつまみながら、利用者さんたちの歌声に聞き入った。そうこうしているうちにも終わりの時間は訪れて、締めに松任谷由実さんの曲が流れた後、作業所の忘年会はお開きとなった。今年の行事はひとまずこれで終わりを告げたものの、年明けにはまた新年会なるものが行われるのだそうだ。その新年会では、サービス管理者さんにヘルパーさん、そうして、利用者さんたちと共に出雲大社を参拝するとの事であるらしい。

 

 何を祈願するのかについては、現段階では特にはまだ決めていないのだが、とりあえずは入院をせず、無病息災で過ごせる事を祈願しようと考えている。

 

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